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コラム「モバイラーと携帯ユーザーの違い」

どうでも良い話なのですが、モバイラーと携帯電話ユーザーは違うと感じています。
モバイラーは、パソコンの環境をいかにモバイルで実現するか、ということが主目的だと思っています。高速回線でネットにつながり、処理速度など機能の充実したパソコンで作業をしたい。しかし、常時持ち歩いたり、また回線を確保するのは不可能。
そこで、小さなモバイルマシンの登場です。筐体は小さくて、液晶画面も小さく、回線速度も遅く、入力手段も快適ではなく、バッテリー駆動。その状況で、すべてのパソコン環境を実現するのは不可能です。その中でも自分がどうしても使いたい環境を取捨選択して、最善の方法を探す、それがモバイラーだと思っています。
一方、携帯電話ユーザーは、携帯電話に追加されてくる高機能を活用する道を探します。機能があれば使おうとしますが、ない機能まで何とかしようとは思いません。
つまり、モバイラーには、一つの理想的な環境が前提であります。その前提はユーザーによって、全然違います。優先順位も違います。それはユーザー一人一人で環境を構築するしかありません。モバイラーにとっては、画一的な環境を提供するだけの携帯電話では、理想的な環境の実現が難しいのです。
そこで登場するのが、スマートフォンであり、PDAだと思っています。パソコンという大きな前提があり、そこからモバイルでどれだけのことができるか模索する挑戦者、それがモバイラーなのです。
スマートフォン提供する側は、それを大きく勘違いをしています。携帯ユーザーにさらに高機能な携帯電話としてスマートフォンを提供してきました。携帯ユーザーが使わない機能を満載し、それはモバイルユーザーにとっては中途半端なものでしかありませんでした。
パソコン並みの環境を実現したいモバイラーに提供するスマートフォンにどんなものが必要か、それはモバイラーが求めているものを理解すれば自ずと答えは出てくるはずです。
特にオチはありませんが、モバイラーと携帯電話ユーザーは、マシンに対するアプローチが最初から違います。スマートフォンモバイラーが求めている端末なのです。その点にメーカーやキャリアに気づいて欲しい、と望みます。