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それでもPDAスタイルのデバイスが必要な理由

こんな記事がありました。

ケータイの普及は、いろいろな状況を同時に一変させた。まず公衆電話が駆逐され、そこからモデムで接続するという方法が使えなくなっていった。さらにケータイは通話による連絡を行なうだけでなく、メールやスケジュール管理機能も搭載し、PDAというデバイスそのものを駆逐していった。ケータイをモデム代わりにしてPDAを接続するという利用法もないではないが、機能的に大差ないデバイスを2つ使い続ける意味はない。

現実的には、その通りで、PDA市場は残念ながら縮小してしまいました。しかし、携帯電話やノートパソコンでできないPDAスタイルのデバイスの魅力があります。それがあるので、私は、あくまでスマートフォンにこだわっていきたいと考えています。そして、その魅力を、少しでも伝えていきたいと思っています。

筆者は早い段階から、PHSのユーザーであった。それは通話エリアが問題ではなく、もっぱら通信速度の問題を重視していたからである。最後に使用したのはW-ZERO3であったが、魅力を感じなくなって、やめてしまった。W-ZERO3でWebブラウジングを行なうこともあったが、PC向けサイトを表示するには速度面で難がありすぎた。またPCにUSB接続してモデムとして使用する場合、定額ではなく別料金(USB接続用の定額制プランが用意されている)となるのも不満であった。

こちらに関してもよくある出来事だと思います。スマートフォンは、パソコンの代わりにはなりません。メーカーやキャリアのコピーで、これでパソコンがいらない、みたいな表現を出すことがありますが、それは大きな間違いです。スマートフォンは、ノートパソコンとは、全く違ったデバイスです。また、携帯電話とも違ったデバイスです。それを理解した上で使うことができれば、最高のパートナーとなります。
記事にある例で言えば、ブラウズは、NetFrontを導入してテキストブラウズだけにするとか、PCと接続して定額にしたいのであれば2Xで契約するとか、方法はあります。それによって、速度が遅くなったり、webでの表現力が劣ることに対して、納得した上で利用できれば、スマートフォンは、良きパートナーになるはずです。
モバイルという限られた環境の中で、自分にとってベストな環境を構築すること、それがスマートフォンの楽しさなのです。逆に言えば、環境の構築をしないままでスマートフォンを利用するのは、無意味であり、そのまま利用できる携帯電話やノートパソコンを利用すべきだと思います。
なかなか手間のかかるスマートフォンではありますが、スマートフォンでしか味わうことのできないモバイルの世界があります。モバイルの世界を多くのユーザーに楽しんでいただきたいと思います。