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W-ZERO3を応援する理由その2

W-ZERO3をブログで応援する理由を書かせていただいています。続きをいきます。
1990年代に盛り上がったPDAですが、2000年に入り、日本では徐々に盛り上がりが消えていきました。その一方、海外では、衝撃的な、新しい端末が登場しました。それは「スマートフォン」でした。
スマートフォン」は広義な意味では、電話機能以外の機能を搭載した高機能携帯電話ですので、ネット機能を搭載した日本の携帯電話は、ある意味「スマートフォン」です。しかし、海外で登場した「スマートフォン」は、その範疇を超えるものでした。何と、PDAフル機能を搭載した電話端末だったのです。というより、PDAに電話機能を搭載してしまった、と言っても過言でないほど、PDA機能が充実したものでした。
これは私にとって、ショックな出来事でした。日本ではPDA市場がどんどん縮小する中、海外では「スマートフォン」という新しい端末が登場して、PDAの代わりに使われていきます。「スマートフォン」を日本でも使いたい、それは叶わぬ夢でした。日本独自のコンテンツサービスで展開している携帯電話に、ユーザーが独自にカスタマイズができたり、インターネットにアクセスできてしまうスマートフォンは、ユーザーにメリットはあっても、携帯キャリアには何のメリットもなかったからです。
それでも、スマートフォンのいくつかの機種が、日本でも発売はされました。それは、ユーザーの望むものとはかけ離れたものでした。外部アプリケーションのインストールが制限されていたり、法人向けサービスの一環で、定額パケット料金体系から除外されたり、と日本のスマートフォンは悲惨なものだったのです。
私は、海外のスマートフォン使ってみたい、と考えました。日本ではもちろん電話としては使えません。それでも、PDAとして、海外スマートフォンを使ってみたかったのです。日本ではリリースされる見込みのないスマートフォンを、PDAとして使う試みを開始しました。
トライしたのは、Windows Mobileの搭載されたBenQ P50という海外携帯でした。しかも、中国語版でした。モバイル系ブログ主催者達の協力によって、BenQ P50は、日本に輸入され、ブロガー達によって、次々と日本語化されていきました。そして、日本語バージョンのWindows Mobileに匹敵するほどの端末に生まれ変わったのです。このユーザーグループは「けんべん隊」と呼ばれていました。
BenQ P50を手に入れて、ブロガー達のおかげで、日本語化も問題なくできました。無線LANBluetoothも搭載して、親指入力キーボードも搭載、Windows Mobileを搭載しているのでアプリケーションのインストール制限もありません。スマートフォンBenQ P50は、私にとっては、最強のPDAになったのです。
今まで使ってきたPDAの中でも、最強と思えたBenQ P50だったのですが、使っていると、何故か寂しい気持ちになっていました。その気持ちが抑えきれずに、私は、海外に向かう機内の中にいたのです。
(続く)