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W-ZERO3[es]応援コラムコンテスト


いとうSNSで「W-ZERO3[es]応援コラムコンテスト」を開催中です。10名に方に、丑やストラップをプレゼントします。みなさんの応募をお待ちしています。
今回は、孔来座亜(analyzer)さんのコラムをご紹介します。

そもそも、私とPDAとの関わりを辿ると、今から25年前(1981年)のNECのPC−8001との出会いに遡ることが出来ます。
仕事上、月の半分は電卓片手の集計作業に追われ、何とかそうしたつまらない仕事から逃れられないかと、当時やっと出現した「パソコン」なるものについて書かれた本を読んで、BASIC言語をそれなりに理解でき、わら半紙に自分で考えたデータ集計のためのプログラムを書き始めました。
当時はとてつもなく高価で敷居が高いと思われていたコンピューターが、意外に何とかなりそうだと、本体・ディスプレイ・プリンターの最小構成で当時60万円のセットを自腹を切っても購入しようと考えていたら、聞きつけた上司が何処からか調達して来てくれました。
実際に、プログラムを入力し、カセットテープレコーダーに保存しました。それなりに苦労はあったものの、意外なほど簡単にプログラムが走り、データ集計した一覧表がプリントされてきました。(当初は、残念ながら未だカタカナでした)
パソコンの便利さに気が付き、統計学や多変量解析、OR等のデータ分析手法を学ぶうちに、「何時でも、何処でも」使える携帯型のパソコンが欲しくなりました。当時は、せいぜい「プログラム電卓」でした。私が手に入れたのは特売のカシオのFX−602P(画像参照)の廉価版の機種(確か3千円程度)でした。それでも単純な最小二乗法の直線プログラムを作成したり、アドレス帳を作ったり、それなりに実用になりました。
その内に、QWERTYキーボードを備えたポケットパソコン(ポケコン)等も開発されましたが、液晶画面はせいぜい三行程度、文字もカタカナ程度でした。その後も、ずっとポケットに入る本格的なパソコンが現れるのを望んでいましたが、どうも中途半端でした。
その後に私が購入したパソコンは、卓上型のPC−8801、ラップトップ型のPC−98LT?から、ノート型のSVGAのNEC−98ノートです。ポケコン(PDA)には画面の解像度が不足で私の満足できるものがありませんでした。Windows95の発売から、徐々に時代はDOSVパソコンへ変わって行きました。私もXGAの東芝サブノートパソコンDS−60Pへ乗り換えました。
2000年 4月、サンヨー製のDDI Pocket向け H”phoneを購入しました。
会社から支給された携帯電話は使っていましたが、当時単身赴任中でもあり家内との通話と、出先でのパソコンのモデムとして、当時としては比較的高速なH”をPCカードとセットで購入しました。
料金コースは、スーパーパックS(2,949円)でした。
2001年12月、(NEC製)NTT Do Co MoのシグマリオンⅡを購入しました。
私としてはVGA画面(640x480)にこだわっていたのですが、当時のパソコン通信のPDAフォーラムの人達に背中を押され、極めて割安だった事も有り「駄目元」で購入しました。
ところが、これが予想外に使える道具で、すっかりPDAに嵌ってしまいました。パソコンに比較すると超小型軽量、無線LANやUSB経由でメモリカードも使え、何よりも起動の速さは当時のノート・パソコンとは比較になりませんでした。
インターネットへの接続もマルチキャリアカード経由でH”をモデムとしても使えました。裏技でUSBホスト機能まで使えたのです。
母艦機のサブノートとのPIMの同期は勿論、海外製の高機能なオフィス・ソフトも使えましたし、アウトライン・プロセッサーや、家計簿など、その他の多くの母艦機のデータも、PDAで使えました。
ほとんどの、必要なソフトは揃っていたのですが、どうしても欲しいソフトは、送料だけで入手できる開発ソフトで、自分で作ってしまいました。
その後、軽快でアプリの多いパームも勧められて購入してみたものの、余りの機能の低さと、一筆書き入力に嫌気がして、直ぐに手離してしまいました。
なかなか私の理想とするPDAが発売されないので、私なりに新しいタイプのキーボードを考案したりしていました。(画像参照)
2002年12月、シャープのZaurus SL−C700を購入しました。
ついに待ちに待った、VGA画面のポケッタブルなPDAが発売されたのです。
ところが、OSがリナックスで、何かとWin環境との違いに戸惑いがありました。また、QWERTYキーではあるものの、シグマリオンⅡとは違い、ひらがな入力が出来ません。本体メモリの貧弱さを補うためにSDにスワップファイルを作ったりしたものの、余りの反応の遅さに辟易しました。バッテリーを換える度にリセットされ、日付から再設定しなければならないのも極めて不便でした。
しかも、新機種の発売のたびに、むしろ大型化・重量化して行ったのも、私には、期待はずれでした。
2005年 8月、京セラ製のWILLCOM AH−K3001Vを購入しました。
5年以上使い続けて来て、ついに故障で通話出来なったので、京ポンと呼ばれていた、新しい機種に変更しました。
折畳み式で、母艦機のアウトルックの連絡先を移行でき、またカード無しで直接パソコンのモデムとしても利用できるので大変便利に使っていました。
料金コースはデータ通信が主体なので、PIAFS専用のデータパック(2,677円)に変えました。
2005年12月にW−ZERO3が発売されましたが、たまたま機種変更して未だ4か月ほどしか経っておらず、購入価格が割高なのと、実際の使用感等の評価がどうなるか見極めるために、翌年6月まで購入を見送る事にしました。その間、「ウィルコムW−ZERO3ファイナルガイド」等を購入して、研究はしていました。
2006年6月のメモリの増設等の新機種発表では、仕事上、勤務先が変わったりしてバタバタしているうちに、買いそびれていました。
7月近くになって、新W−ZERO3を、いよいよ購入しようかと思い、色々情報を集めていたら、どうもマイナーチェンジではない新しい夏機種が出るらしいという噂を知り、7月4日の発表を確認して、7月11日の事前予約も何とかできました。
2006年 7月27日、シャープ製のウイルコム向け W−ZERO3esをついに購入しました。
料金コースは、インターネット接続が増える事が想定されるので、一般のパケット通信も可能なネット25(年間契約割引+A&B割引+3年超長期割引 3,402円)に変更しました。相変わらずWebメール主体で、Eメールやライトメールは利用していません。
やっと、ほぼ理想のPDAが現れたと感じています。
あれから2ヶ月近くになり、環境設定やアプリケーションのインストールを色々してきました。
今でも毎日、Webサーフィンをしながら、本当に実に様々な情報を得て、日々進化しつつあります。
仕事や、私生活にも大いに役立つ、まさに、私の日々の生活に不可欠な存在なのです。
詳しくは、私のブログで、カテゴリーW-ZERO3es を選択してみてください。関連情報が一覧で表示されるはずです。
http://analyzer.cocolog-nifty.com/bottle/
今でも、日々進化を続け、さらに便利で、私の生活に不可欠な存在になっています。esとの毎日を楽しんでいます。
VGA(640x480)以上で、QWERTYキーと通信機能を備えたスマートフォンの、パソコンのOSとアプリ環境の互換性に恵まれたWinCE機で、「世界最小最軽量」は、まさにesしかない無敵のPDAなのです。(本来なら少なくとも5万円以上の価値が有るでしょう)
欠点は、マニアックな事かな・・・
でも是非、多くの方々に、このPDAの限りない可能性に挑戦していただきたいと願っています。