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レビューその4・基本機能の魅力

itokoichi2006-09-27

ドコモhTc Zは基本機能で魅力的な部分が沢山あります。それは、W-ZERO3を使っていて、こうならいいな、という部分がほぼカバーされてしまっています。W-ZERO3応援団としては、悔しい部分ではありますが、こういう端末を利用できる喜びの方が大きいです。
いくつか魅力的な部分をご紹介します。
●電源ボタンでサスペンド
使っていて驚いたことが、電源ボタンを押すとサスペンドすることです。そして、電源ボタンを押すと普通に復帰します。さらに、復帰は、電源ボタン以外で復帰しないように設定が可能です。つまり、キーロックに近い形で使えるのです。スマートフォンで心配なのはバッテリです。電源ボタンで簡単にサスペンドが行える仕様に感激をしました。こうした仕様は、ユーザーとしては熱望したい部分なのです。なお、電源ボタン長押しで電源オンオフも可能です。
ジョグダイヤルの搭載
hTc Zの左側には、ジョグダイヤルが搭載されています。上下スクロールと押しこみによる決定ボタン機能があります。このジョグダイヤルの搭載はとても便利です。ジョグダイヤルの周りに、OKボタンと、録音ボタンが設置されています。この録音ボタンは、一回押すと長押しで、それぞれアプリケーションの設定が可能です。つまり、ボタンカスタマイズ次第では、ジョグダイヤルとこの二つのボタンで、ほとんどの操作が可能なのです。左手で本体を縦に持った場合、親指でほとんどの操作ができてしまうのです。
これは、モバイルユーザーとしては、ジョグダイヤル操作に関しては燃える部分です。私は、録音ボタンにsmallmenuを割り当て、全ての操作ができるように訓練中です。片手で、ほとんどの操作ができてしまうのは、モバイルで使っていると本当に助かります。
●キーボードにメニュー1、メニュー2があること
hTc Zは、コンパクトな筐体ながらも、個人的には、W-ZERO3[es]よりも打ちやすいキーです。テンキーが独立していない分、キーボードの幅が十分とれています。さらに、便利なのが、メニュー1、メニュー2のキーがあることです。Windows Mobile 5の特徴は、このメニュー1、2です。この二つのメニューに全ての機能を割り当ててシンプルに使っていく、携帯電話を意識した仕様となっています。W-ZERO3では、キーボードではメニュー1、2のボタンがありません。シャープさんに何故ないのか、以前聞いたところ、画面をタップしてください、と言われてしまいました。まあ、それでもいいのですが、両手でキーボード入力をしているときは、なるべく画面タップはしたくないものです。メニュー1、メニュー2があることで、キーボードが随分使いやすく感じています。
●キーボードが左サイドにスライドすること
hTc Zは、縦型にした場合、キーボードが左サイドに開きます。W-ZERO3は逆です。これは、どちらが使いやすいかというと、私は、hTc Zです。左手片手で持つ機会が多いので、左手親指で液晶面をスライドさせることで、簡単にキーボードが片手で出てしまうのです。W-ZERO3の場合は、両手で持ってからキーボードをスライドさせていました。片手でスライドできてしまうhTc Zの方がフットワークよく活用できます。キーボードスライドに関しては、左サイドのスライドがスタンダードになって欲しいと思います。
●USBで充電&同期が可能
hTc Zには、本体にUSB口しかありません。このminiUSBで、充電&同期&サウンド出力を兼用してしまっているのです。さすがに、サウンド出力がminiUSBから出ると、専用ヘッドフォン(付属)になってしまうので、使い勝手はあまりよくありませんが、充電と同期がUSBケーブルを一つ挿せば済んでしまうのはとても便利です。W-ZERO3の場合は、USBの二股ケーブルで凌いだりしていましたが、できれば1本で済ましたいところです。
●端子カバーがないこと
hTc Zには、miniUSB口とmicroSDスロットにカバーがありません。剥き出しです。これは、日本の携帯では考えられないことではありますが、PDAではよくある仕様です。カバーがあった方が安心ですが、私は、W-ZERO3では、全部のカバーを外して使っていました。何かするときにカバーを外す作業がワンアクションあるだけで、モバイル機器は面倒になってしまうからです。
●赤外線ポートがあること
hTc Zには、赤外線ポートがあります。PocketPCPalmには必ず赤外線ポートが付いています。これは、周りにユーザーがいる場合、また、自分の持っている複数の機種でデータ交換をする場合、本当に便利です。
これは笑い話ですが、オフ会で、W-ZERO3同士で写真のデータ交換をすることになりました。「W-ZERO3って赤外線がないよね、じゃあメールで送るね」って、目の前でメール送信をされてしまいました。miniSDメモリ経由でも良かったのですが、赤外線でビーム送信を今まで日常的に行ってきたユーザーにとって、赤外線がない、困った、メール添付しちゃえ、という発想は肯けます。
●カメラを起動すると最大輝度になること
W-ZERO3[es]でカメラを使うときは、手動で輝度を上げてから使っていました。カメラを使うのは外が多いですからね。hTc Zは、カメラを起動すると最大輝度になります。しかも、設定ではできない程の明るさになります。もちろん、カメラを終了すると輝度は戻ります。これはとても使い勝手が良い仕様だと感じました。
基本的な機能で、魅力的な部分をご紹介しました。続いて、最大の魅力、無線LANBluetoothです。