iPhoneに関してこんなコラムがありました。
これほど未完成な携帯電話を使ったのは、何年ぶりなのかも思い出せない。
しかし、そんな最悪の体験も吹き飛ぶぐらい、iPhoneには自由がある。好きなアプリケーションをインストールし、インターネットをフルに活用できたなら、パソコンを持ち歩くのに匹敵するリッチな情報へと簡単にアクセスできる。
そして思い出したこと。
1980年代、ワープロにモデムを内蔵させて、モジュラージャックから1200bpsなんて速度(1.2kですねえ)でパソコン通信をしていた頃。
1990年代、PDAが登場して、モデムカード+公衆電話、そして、モデムカード+PHS電話で、モバイルしていた頃。
2000年台、PDAに通信カードを内蔵させて、モバイルしていた頃。
そして、2005年12月に、通信通話機能を内蔵したスマートフォン、W-ZERO3が登場した頃。
それぞれの時代、何故、あんなに苦労してモバイルしていたのでしょうか。
便利だから?便利さ、だけなら、電車の中で、HTMLで書いたホームページを、大きなPDAにPHSを繋いで、FTPしたりしないでしょう。(今や、メールを送るだけで、ブログが更新できてしまいますが)
僕らがモバイルをする理由、それは「楽しい」からです。便利さだけなら、きっとやりません。企業はとかく便利さを強調しがちです。モバイルなんて、便利な訳ありません。便利さを求めるなら、新聞でも読んでいる方がマシです。
モバイルには、楽しさがあります。出来ないだろうな、と思っていたことが実現する楽しさ。移動しながらホームページを更新したり、メッセンジャーのやりとりをしたり、メールのやりとりをしたり。モバイルで行わないと感じられない感動がありました。
そんな新しい感動を探して、今日もモバイルをします。素晴らしい端末なのに、便利さだけを強調されて、消えていったPDAがあります。便利さだけを強調したら、スマートフォンももしかしたら同じ道を歩んでしまうかもしれません。しかし、便利さだけではない、楽しさがそこにはある、そんなことが伝えられればと思い、日々ブログを更新しています。