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初代W-ZERO3の楽しさ


RIKENさんがこんなエントリーをされていました。

設定していて思ったのは、初代の筐体を弄っているときが一番おもちゃを触っている感覚に近い、ということです。だから、弄っていて楽しいんですよね。不思議な感覚なのですが、初代W-ZERO3を弄り直したくなるのは、私にとってのモバイル原体験そのものなのかもしれません。

あ〜、すごくわかりますね〜。日本初のWindows Mobileスマートフォンとして登場した初代W-ZERO3。登場当初は、メーカーもキャリアも「スマートフォン」とは呼ばれずに、かわいそうな存在でしたが、ユーザーが「W-ZERO3スマートフォン」と呼び始めたのをきっかけに、2代目のW-ZERO3[es]ではやっと「スマートフォン」と呼ばれるようになりました。(X02HTは「Windowsケータイ」なんて、変なキャッチコピーが付いてしまっていますので、「スマートフォン」って言葉は、まだまだだとは思いますが)
その初代W-ZERO3が2005年12月14日に発売されて以来、日本語版Windows Mobileスマートフォンは、10機種以上リリースされる時代になりました。わずか2年で、これだけの機種がリリースされるようになるなんて夢のようです。初代W-ZERO3の与えた影響は大きく、日本のWindows Mobileスマートフォンはスライド型キーボードが主流になっていますが、段々といろいろなスタイルが登場し始めています。また、スペック的にも、どんどん進化を遂げています。液晶の大型化、バッテリの長時間化、CPUの高速化、通信速度の高速化、OSのバージョンアップなどなど、2年間で多くの進化がありました。
そんな中で、初代W-ZERO3を触ると、一昔前の端末、という感じがしてしまうのは仕方がないのですが、実は、一番好きな端末はどれ?と言われると、初代W-ZERO3を挙げてしまいます。スマートフォンとしては、巨大な筐体ではありますが、見やすい液晶、入力しやすいキーボードは、今でもひけをとらないスペックです。
しかし、一番のポイントは、「戦友」みたいな感覚なのかなあ、と思います。発売発表後、何とかユーザーが増えて欲しいと、ユーザーに声をかけたり、出版社を回ったり、オフ会をやったり、などなど、端末を持つだけで、あの頃の感覚が蘇ります。
それ以上に大きいのが、数ヶ月ぶりに触っても、使っていたころの感覚が強烈に蘇って、自然に指が動いてしまうことでしょうか。他の端末だと、数ヶ月ぶりに使うと、使い方を思い出すまで、数時間操作しないとしっくりこないのに比べて、初代W-ZERO3は、持った瞬間から、当時の感覚に戻って使うことができます。当時、興奮しながら毎日使っていたのが、体に染み付いているんですね。
これは、当時の思い出があるから、とも言えますが、初代W-ZERO3の不思議な魅力でもあるかもしれません。日本市場にWindows Mobileスマートフォンが全く存在しない中で、突如現れた初代W-ZERO3。メーカーもメディアも、そしてユーザーも、スマートフォンは市場に受け入れられるのだろうか、と不安を抱えながら、発売されたW-ZERO3。苦労を重ねながらも、3代目のW-ZERO3も発売され、他のキャリアからもリリースされるようになったWindows Mobileスマートフォン
初代W-ZERO3を見るだけで、2年間の苦闘の歴史がフラッシュバックのように思い返されます。そんな魅力を持った端末、それが初代W-ZERO3なんです。