去年の今日、W-ZERO3の発表があったんですが、日本で初めてのWindows Mobileのスマートフォンが発表されてもう早くも1年が経過したんですね〓!(^^ゞ
id:kzouさんのところを見て気がつきました。もう一年なんですね。この一年で日本のスマートフォン事情も大きく変わりました。そのきっかけを作ったのは、間違いなくW-ZERO3だと思います。
改めてスマートフォンの魅力とは何か?コンシューマー向けに販売されているW-ZERO3、W-ZERO3[es]、X01HTを元に考えてみたいと思います。(hTc Zは除きます。法人向けという特殊な端末なので)スマートフォン購入に踏み切れていない携帯ユーザーの方が参考にしていただけると幸いです。
1.カスタマイズの魅力
私が他の携帯に比べてスマートフォンに魅力を感じる一番の点は「カスタマイズ」です。ユーザーが使いやすいようにいろいろと工夫が可能です。また多くのプログラマーのみなさんが有用なアプリケーションを開発しています。例えばですが、文字入力モードを変更する場合「文字」キーを押すと、あ→ア→ア→A→A→1なんてトグルすると思います。しかし、この全てが必要かと言えば、私的には、あ→A→1だけ使えればいいかな、なんて思います。この文字キーのトグルを自分の使いやすいようにカスタマイズするアプリケーションを開発した方がいます。また、ネット閲覧をするブラウザソフトは、携帯の場合、組み込まれたブラウザのみですが、スマートフォンの場合、自分でブラウザをインストールすることで、自分の使いやすいブラウザを使うことができます。さらに、そのブラウザはユーザーなりにカスタマイズも可能だったりします。こういった、ちょっとしたカスタマイズが、毎日使う端末だけに、使いやすく、また楽しくできるのがスマートフォンだと思います。
2.定額でインターネット
インターネットにアクセスする上では、iモードなどのクローズドなネット環境では携帯でも定額サービスが実現されています。しかし、制限されたネット環境ではなく、ブラウザにて普通にインターネットにアクセスすることに対して、ウィルコムとソフトバンクは、定額プランを提供してくれました。プランはまだまだ高額な部分もありますが、定額である魅力は、モバイルでネットをしていると大きなファクターとなってきます。定額だからできること、モバイルで常時接続に近い環境を構築することが可能です。パケット代を気にすることなく、思う存分ネットに接続することで、新しいモバイルの魅力が見えてきます。
3.キーボードの使いやすさ
携帯電話はテンキー入力がスタンダードになりました。しかし、キーボードで入力する手軽さは、長文を入力すればするほど感じることができます。私は親指入力が可能なPDAをずっと使い続けてきました。特にこういったブログ投稿では有効なツールです。テンキーで十分、というユーザーにもキーボード端末の魅力を感じていただきたいです。
4.PIMアプリの便利さ
スケジュール、アドレス、タスクなどのPIMアプリを携帯でお使いの方はどれくらいいるでしょうか。アドレス帳は必須としても、スケジュールやタスクを活用している方もいると思います。携帯に内蔵されているアプリもそれなりに使いやすくなっているかと思いますが、スマートフォンは多くのPIMアプリが提供され、自分の使いやすいPIMアプリを選択して活用が可能です。手帳を選ぶように、アプリの選択ができるのです。買う携帯の機種によっては使いにくいアプリになってしまうこともありますが、Windows Mobileスマートフォンであれば、自分の使いたいPIMアプリを入れてしまえば、機種が変わっても同じように使うことができるのです。そして、そのデータはずっと使い続けることができます。数年に渡って蓄積されたPIMデータが、毎日持ち歩けることは、あなたにとって、大事なデータベースとして活用可能です。
5.パソコンとの連動
パソコンで使っているデータを持ち出したい、モバイルで閲覧したい、もしくは、パソコンとモバイルの両方で使って、データを同期したい、そんなことを考える方はいらっしゃると思います。パソコンで入力した文書を、携帯で持ち歩いて閲覧したり、修正したりするだけでも実は結構大変だったりします。Windows Mobileスマートフォンは、パソコンで作成したデータをメモリーカードにコピーしてしまえば、大抵のデータは閲覧や編集が可能です。さらに、同期ソフトを使えば、常に最新のデータがパソコンにもスマートフォンにも反映されます。これはPIMデータも同様です。会議前にパソコンでデータ作業して、そのデータをスマートフォンに移し、会議室にはスマートフォンだけ持ち込んで、会議中にスマートフォンでデータ修正して、会議終了後、データ同期でパソコンのデータも会議の内容が反映されている、言葉で書くと面倒ですが、こんなことがシームレスに実現できます。
6.マルチメディア機能の魅力
iPodやデジカメやnintendoDSなど、モバイルのマルチメディア端末はいろいろな種類があります。それぞれの専用端末には敵わないまでも、同じような楽しみ方は、スマートフォンで可能です。携帯でも可能ですが、スマートフォンは、アプリケーションの選択肢の多さや、パソコンに蓄積してあるデータ(音楽や動画や写真)などの閲覧もメモリーカードに移せば、すぐに楽しめます。
以上、いろいろとスマートフォンの魅力を書かせていただきました。しかし、これらの機能が買った瞬間から使える訳ではありません。ユーザーが自分でいろいろとカスタマイズする必要があります。またその作業は、本体付属のマニュアルに書いてあるわけではありません。アプリケーション導入に関しては、自己責任で利用する必要があります。しかし、その苦労を乗り越えてでも使う楽しさが必ずあると思っています。大変だとは思いますが、使えば使うほど、自分の使いやすくマシンに変身していくスマートフォンの魅力を、ぜひ多くのユーザーに感じていただきたいと思います。