Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)

プッシュメールの恩恵

itokoichi2005-10-25

WILLCOMWindows MobileスマートフォンW-ZERO3は、SIMを内蔵することができます。ということは、普通の携帯電話と同じように、プッシュ型メールが受けられると思われます。電源を入れたままの待ち受け状態で、自動的にメールを受信します。
携帯電話では常識となっているプッシュメールですが、実はPDAの世界では実現していません。一部のPDAと通信カード(PocketPCNECモバイルギアだったけな?)では、一応実現はしていましたが、利用できるメールサーバーも限定され、一般的ではありませんでした。
プッシュメールはとても便利です。私が、モバイルでプッシュメールを初めて体験したのは、1998年に登場した「iモード」でした。「iモード」が発表されたときにニュースリリースをよく読むと、これは凄いシステムだな、と感じました。メールやネットができる、というだけではなく、プッシュ型メールが受けられる機能が明記してありました。
早速、私は「iモード」に飛びつきました。そして、回りの人に自慢をし始めました。「モバイルで常時接続になりました!」と。回りの人は、さっぱり意味がわからない模様でしたが、段々わかってくれました。それは、メールを受信した瞬間に返信していたからです。
当時のインターネット状況は、ダイヤルアップがメインでした。ADSLの常時接続なんて、夢のまた夢。会社内に、やっとLANが整備されたような状況でした。
それが、個人の環境で、自動的にメールが受信できて、すぐに返信ができる。まさに常時接続と同じ環境です。プッシュメールの速攻返信を繰り返すことで、私の周りにはiモードユーザーが増えていきました。
iモードの利便性はいろいろありますが、私にとって一番のメリットは、このプッシュメールでした。
そのプッシュメールが、いろいろな携帯キャリアで取りこまれて行く中、PDAと呼ばれるモバイル機器には、難しい状況でした。最悪、通信カードを挿して、メールソフトで自動的にサーバーを見に行く設定にして、電源を入れっぱなしにすれば、メールは自動で受けられます。ただ、モバイル機器の連続稼動時間が数時間が限界の中で、プッシュメールのために電源を入れっぱなしにするのはリスクが高すぎます。
W-ZERO3は、多分、電源を落とした状態がスリープ状態となり、メールが来ると受信をすると思われます(使ったことがないので、もしかしたら違うかもしれませんが)。カタログ値で、連続待ち受け時間200時間というW-ZERO3は、まさに、PDAの常識を覆すものです。それが、まさにスマートフォンの恩恵だったりします。
いろいろ不自由な環境で、我慢を強いられたモバイルユーザーが、プッシュ型メールを受信することで、自由になる瞬間を、W-ZERO3で味わってみたいと思います。