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ボーダレスよりも愛情を

こんな記事がありました。

ワイヤレスジャパンの会場を歩き、多くの業界関係者やキーパーソンと言葉を交わしたが、そこから感じられるのは、確実なグローバル化の流れである。他の産業がそうであるように、日本のモバイル市場もまたボーダレスになろうとしている。これは抗いようのない時代の趨勢だ。

携帯端末がボーダレスの流れになってきているようです。それは、メーカーはともかく、ユーザーにとって幸せな流れになってほしいと願っています。海外で利用されている素晴らしい端末が、日本でも自由に使える環境になってほしいと願います。
しかしながら、スマートフォンに限って言えば、ボーダレス時代とうかれている場合ではないように感じます。2005年12月に日本で初めてのWindows MobileスマートフォンW-ZERO3が発売されて以来、端末は確実に増え、ユーザーも少しずつではありますが、増えています。
しかしながら現状はどうでしょうか。ドコモがやっとコンシューマ向けに販売を初めても、定額サービスに制限をかけてきたり、ソフトバンクも端末利用のみ定額、auに至っては販売が実現していません。携帯市場が頭打ちと言われて、新しい施策が必要な時期になっても、スマートフォンへの期待は、通信キャリアはあまりないのが実情でしょう。期待があれば、新しい料金プランと端末を投入してくるはずですから。現在のインフラに影響のない程度に、サービスをちょっとだけ使わせてあげている、そんな心持ちに感じます。
iPhoneの日本市場の登場で、ボーダレスと言われることが多くなってくると思われます。しかしながら、日本市場において、スマートフォン市場はまだまだ未成熟だと思います。携帯電話では味わえない感動を与えてくれるスマートフォンの市場が少しでも広がるように、ユーザーはボーダレスの言葉に惑わされず、自分の愛機を育てていただきたいと思います。ユーザーの愛情こそが、スマートフォンにとっての一番の栄養なのです。